タオルなのに、まるで写真、
藤高の技術の結晶。
美しさは、挑戦から生まれる。
遠くから見ると「印刷した写真のよう」と驚くかもしれません。
でも近づいて見ると、やっぱりタオルです。
五彩織りは、これまでインクジェットプリント以外では不可能だった
フルカラーの写真や絵画の再現を、藤高独自の織り方で実現したタオル。
以前の技術では、写真を再現する場合、パイルの短いタオルに
プリンターでざっと印刷するのが一般的でした。
もっと美しく再現する方法はないか。インクジェットプリンタの技法を
織機で応用できないか、私たちは挑戦。先染めの糸で、カラフルな写真や
絵画を再現し織り上げる新しい技法の開発に成功したのです。
パイルでドットを表現すること。
そもそも紙に印刷するインクジェットプリンタは、
赤、青、黄、黒系の4色のインクを小さなドットで印刷し、
色のかけ合わせで写真を再現します。
藤高は、糸の織り方で同じことができないか、試みました。
紙と同じ4色の糸に、白い紙の代わりとなる白い糸を合わせた
5色の糸でタオルを織り、ドットの代わりに、細かいパイルの色を
一目一目変えることで、写真のような微妙な一枚絵を再現したのです。
原理は簡単です。しかし、それは、ただ単にコンピュータで画像解析して、
5色で織れば完成、という単純な作業ではありませんでした。
アイデアと技術と
信念の結晶。
タオルの場合、写真を再現しようにも、パイルの目が粗い場合や
微妙に揃ってない場合、成功しません。
藤高は試行錯誤の末、様々な技術を駆使。先染めジャガード織りで
高密度の目の詰まった立体感のあるタオルを織りあげることで、
本当に写真のようなタオルを完成させたのです。
また、糸の染料も、紙のインクと同じわけにはいきません。
オリジナルカラーを開発し、紙に負けない自然な色を再現したのです。
最近では、5色の糸だけではなく、6色目に茶系の色の糸を使い、
6色織りにする新たな技術を開発。さらに元画像の色に近づけています。
クリムトの「農家の庭」、再現へ。
五彩織りは独自の技術で特許を所得し、産業・文化の発展を支える
人材に与えられる総理大臣表彰制度、ものづくり日本大賞の
製品・技法開発部門で、経済産業大臣賞を受賞しました。
今回、藤高100周年を記念し織り上げたのが、没後100年という
クリムトのこの「農家の庭」という油絵です。
色鮮やかな花々が描かれた、繊細で美しい作品をパイルで描きました。
どうぞ、その再現性を銀座店でお確かめください。
もちろんタオルとしての使い心地も抜群です。
商品情報
五彩織り クリムト「農家の庭」
- size
- (cm)
- price(税込)
- BT
- 93×95
- 9,900
color
- fullcolor
Cotton 100%
-
タオルの上手な使い方
タオルの上手な使い方
タオルは繊細な織物です。
長く心地よく使うコツがあります。- 使いはじめに
-
- 新しいタオルは、1度水洗いした方が快適に使えます。
- はじめは細かい毛羽が出ることがありますが、数回の洗濯で出にくくなります。
※無撚糸(よりのない糸)のタオルを除く。 - 新品のまま長年保管すると色落ちの原因になりますので、入手後は早めのお洗濯を。
- 洗濯の方法
-
- たっぷりの水で泳がせるように洗ってあげましょう。
- ドラム式洗濯機は、少ない水で洗濯物をたたきつけながら汚れを落とすので、パイルがかたくなる恐れがあります。ドラム式の場合は、乾燥機能まで使用した方がふっくら仕上がります。なるべく水量の多いコースでの洗濯を。
- ファスナーやマジックテープがついたものと一緒に洗うと、パイルが引っかかる恐れがあるため、ご注意ください。
- 洗剤の選び方
-
- 変色の恐れがあるため、蛍光剤や塩素系漂白剤のご使用はお避けください。
- 柔軟剤はタオルの吸水性を損なう場合があるため、使用をお控えください。経年劣化でかたくなったタオルのみ、使用をおすすめします。
- 脱水・干し方
-
- 長時間の脱水は、パイルがつぶれてかたくなる原因となります。
- 脱水後に放置するとパイルがつぶれた状態でかたまってしまうので、すばやく干してください。
- 強い日差しは、色あせやタオルがかたくなる原因になるため、風通しのよい日陰に干します。
- タオルを濡れたまま放置すると、ニオイやカビ、雑菌の繁殖の原因になりますのでご注意ください。
- ボリュームを持続させるために
-
- いつまでもやわらかく、ふっくらとしたタオルを使っていただくため、洗濯後に干す際は、タオルの両端をもって、パタンパタンと振って形を整えてから干してください。空気中で振ることで繊維が立ち、ふわっと仕上がります。
- 保管方法
-
- なるべく押しつぶさず、ふっくらした状態で保管してください。
- タオルは湿気を吸うため、風通しの良い場所で保管してください。
- パイルを引っかけてしまったら
-
- タオルはデリケートな織物なので、爪などでパイルを引っかけてしまうことがあります。
- 伸びてしまったパイルは、根元からハサミで切ってください。その時、地の部分を傷つけないようにご注意ください。
- ヘムやミミがほつれてしまったら、その上からミシンをかけるとほつれの進行を防げます。